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シャンパーニュ地方

Champagne(シャンパーニュ地方)
Champagne地方は、Parisから東に140km、フランス国内で最北に位置する、フランスで最も重要な発泡性ワインの産地です。寒冷な気候と白亜質の土壌から、他の国や産地では真似し得ない、独自の特徴をもつ発泡性ワインができあがります。
生産量のほとんどが発泡性ワインで、Champagneという地方名そのものがA.0.C.名となっています。

地方概要
O栽培面積 約3.3万ha (約99.8%がA.O.C.ワインの栽培地):2020年

O年間生産量約210万hL:2020年

O気候 大陸性気候(海洋性気候が混じり合うことも)

O県名 Marne(マルネ、栽培面積の約70%)、Aube(オーブ、約20%)、Aisne(エーヌ)、Seine-et-Marne(セーヌ・エ・マルヌ)、Haute-Marne(オート・マルヌ)

O土壤〈Marne県〉プドウ畑の多くは白亜質の母岩をもつ土壤
〈Aube県〉ジュラ紀Kimmeridgien(キンメリッジアン)の泥灰質土壌で、粘土の含有量が多い※白亜(=チョーク)は円石藻の化石からなり、ベレムナイトと呼ばれる軟体動物の化石を含むことがある。多孔質で保湿性が高く、乾燥した夏でもプドウの根に必要な水分を供給することができるのが特徴

O特徴

・ChampagneはA.0.C.ワインであり、スパークリングワインの中でも特定地域の特定プドウ品種を使い、栽培・醸造などの生産条件についてA.0.C.法に基づいて造られたもの以外はChampagneと呼ぶことは禁止されています。
・Champagne地方は、フランスのブドウ栽培地としてほぼ北限にあるワイン産地で、その中でも北に位置するChampagne地方最大の都市であるReims(ランス)の緯度は北緯49度15分と、かなり高いです。
・年間平均気温は11℃と冷涼で、、大陸性気候と海洋性気候が混じり合い、大陸性気候の影が強い年には大きな霜害をもたらすことがあります。
・古代ローマ人により、Champagne地方にブドウ表培がもたらされたのは4C頃で、中世管道まによってブドウ畑は拡大されました。その当時造られていたのは非発泡性のワインでした。

・フランク王国の初代国手クロヴィスが496~511年のにReims司教から洗礼を受けた故事にちなみ、歴代のフランス国王はReimsの大聖堂で戴冠式を挙行しました。
・発泡性ワインのChampagneは偶発的に英国で誕生しました(寒さゆえに齢酵が途中で止したまま樽詰めされたワインが英国へ輸出され、ガラス瓶に詰められてそのまま概内て発酵が起こってしまい発泡を呈した)。この発泡性のChampagneについて、1663年に英国の詩人サミュエル・バトラーが書き記しています。
・1728年、フランス国王ルイ15世はガラス瓶に誌められたワインの流通を初めて許可し、1729年に最初のメゾン”Ruinart(ルイナール)”がReimsに創設されて移行、発泡性のChampagneが商業化されました。
・Champagne地方の境界線は1908年に初めて引かれました。そのときは南部のAube県が含まれませんでしたが、1927年にAube県も含まれた境界線が確定しました。
・ReimsやEpernay(エベルネ)には数多くのChampagneメゾンが拠点を置いています。Reimsの地下にはかつてローマ人が白亜質の石を切り出した跡があり、温度、湿度が理想的に保たれているこの回廊をChampagneの熟成に利用しています。
・2015年、Champagneの歴史が刻まれた景観が、”シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ”としてユネスコの世界遺産に登録されました。
・2020年のChampagneの総出荷本数は2億4,405万本で、コロナ禍の影響により、前年より約5,300万本減少しました。また、輸出量は1億3,080万本で16.1%の減少です。日本は英国、アメリカに次ぐ、第3位の輸出先(約1,080万本、前年比24.5%減)です(2020年)。

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