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生産者紹介【ヴァンサン・ドーヴィサ/Vincent Dauvissat】

ヴィオディナミを始め12年 一段の高みに登る古典派

本日は「ヴァンサン・ドーヴィサ/Vincent Dauvissat」についてご紹介します。

★profile

ヴァンサン・ドーヴィサ/VINCENT DAUVISSAT

1957年生まれ。ディジョンの大学を卒業後、父ルネとともに働く。

一男二女の父であり、娘のひとりエティネットは大学で醸造学をおさめ、ドメーヌを手伝う。

息子のジスランは大学で勉強中。03年から畑を借りて、イランシーの赤ワインを造り始めた。

ドメーヌを一言で表すと

「ビオディナミを始め12年 伝統的な樽醸造を守り続け、一段の高みに登る古典派。」です。

 『古典的』という言葉は見方によって、ポジティブにもネガティヴにも用いられますよね。

単なる時代遅れであれば後者であり、時代が失いかけた何かを守り続けていれば前者となります。

ドーヴィサはシャブリ地方の伝統であるピエス(228リットル)フュイエット(132リットル)など小樽を使用した古典的な作り手です。

ステンレスタンクによるクリーンでシンプルなシャブリは大勢を占めるなか、

ヴァンサン・ドーヴィサの作るワインは「これぞ本物のシャブリ」と愛好家のハートを鷲掴みにしました。

「樽だろうとタンクだろうと、またその樽の新しかろうと古かろうと、ワインの品質の決定的な要因にはなりません」と

肩をすくめてヴァンサン・ドーヴィサは言います。

樽熟成はおよそ約6ヵ月間、その後軽く濾過を行い、瓶詰めされます。そうして出来上がるのは、樽の風味がしっかりと染み込んだ力強いワイン。

凝縮した果実味、たっぷりとしたミネラル感を湛えた堅牢なスタイルのワインは、失われつつある伝統的なシャブリのスタイルを頑なに守り続け、

「これぞ本物のシャブリ」と愛好家の心を掴んでやみません。       

彼のシャブリから湧出するエネルギーは、カーヴの中ではなく、畑にて生み出されしものです。

ビオディナミとの出会い

 彼が大学生だった1970年代(ブルゴーニュが化学薬品にどっぷり依存していた時代)、大学では醸造学を学んだが、意味がなかったと彼は言います。

教授から化学肥料や農薬の効用を聞いても全く興味がなかったらしく、

むしろ「植物と自然との関わり合い」に強い興味を抱いて、ビオに関する本を読んでいたそうです。

時代の流れに逆らいその当時からビオに目を向けていた彼、きっと将来を見抜いていたに違いないですよね!

 彼の父も除草剤は最低限のみ使用だったとか。

年月を経て彼の裁量の範囲が増え、97年にはピエール・マッソンにコンサルティングを依頼し翌年3へクタールの畑でビオディナミを試みました。

すると明らかに土壌のバランスが改善され、腐敗果も減少しました。気づくと2002年には全ての畑を転換!

収量過多なシャブリでは木の寿命が短いのか、古木を目にすることがあまりありません。

このドメーヌのレ・クロには樹齢45年から50年に達する幹が見事な太さに育っています。

これもビオディナミのおかげです。

発酵をタンクで行う以外に50年前を変わらぬヴァンサン・ドーヴィサの古典的シャブリは、ビオディナミによってさらに一段の高みに昇り続けています。

Wine Bar Pluribus オーナーソムリエ 大庭
銀座5丁目にある高級ワインをグラスで愉しめるワインバー。
GinzaWineBar G5の姉妹店です。ワインと合うお食事も提供しております。

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