協同組合だからと侮れないシャブリを知り尽くした生産者
今日は「ラ・シャブリジェンヌ/La.Chablisienne」についてご紹介します。
こちらのドメーヌを一言で表すと、
「協同組合だからと侮れないシャブリを知り尽くした生産者」です。
シャブリジェンヌは、1923年に創業した、現在約300名の組合員からなるシャブリ唯一にして最大の生産者協同組合です。
約300軒の栽培農家が加盟し、組合員すべてのブドウ畑を合わせた面積は、なんとシャブリ全体の4分の1にも達します。
12の1級畑と6つの特級畑を手がけ、とくに特級グルヌイユはシャトー・グルヌイユを傘下に収めた関係で、9.38haのうち7.19haをラ・シャブリジエンヌが所有しています。
とかく品質は二の次と思われがちな協同組合ですが、ラ・シャブリジェンヌは【別格】です。
シャブリジェンヌでは「ミネラル感、すなわちテロワールの表現を大切にすること」をポリシーにワイン造りを行っています。
そのワインはシャブリ全体の生産量の1/4を占めますが、「畑における選別」「プレス後の品質確認」「アルコール発酵後の品質確認」という3段階に分けてワインを選別し、最高ランクと認められたキュヴェだけに「シャブリジェンヌ」の名が冠せられるのです。
シャブリにおいて、畑の個性を表現するために重要な要素が「その畑がどの方角を向いているか」です。
ラ・シャブリジェンヌが所有している畑の大部分は南東、南、もしくは南西向きと好条件のもの。
そしてそれぞれの畑を、テロワールを熟知した組合員が担当することで、素晴らしいブドウを収穫することができるのです。
また、ブドウ栽培は、全組合員がラ・シャブリジェンヌ社の定める方針に沿って行うよう厳格な指導がなされ、リュット・レゾネ(農薬使用を極力抑えた減農薬栽培)で栽培します。
ラ・シャブリジェンヌには専門の栽培チームがあり、実際に毎日畑まで出向いて農家と栽培について話し合います。
農家に厳格な仕様書を渡し、土壌に負荷をかけないブドウ栽培を要求しています。
自社で畑の状態を完璧に把握している、これこそがラ・シャブリジェンヌが最良の生産者協同組合と評される秘訣です。
また特級畑の斜面を一望する最新鋭の施設で醸造し、畑ごとのテロワールを正確に再現したワインを生み出しているのです。
まさに「協同組合だからと侮れないシャブリを知り尽くした生産者」です。
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